「退職代行 甘え」で検索したあなたへ

ゆう

夜、子どもを寝かしつけてホッとしたタイミングで、スマホを開く。
「退職代行」って打ち込むと、検索候補に「甘え」「やばい」「バレる」とか出てくる。

……なんか、もうそれだけで気持ち萎えるよね。

使いたい気持ちはある。
でも、あのボタンを押す勇気は出ない。
ずるい気がするし、楽をしようとしてる気がするし、
何より「ちゃんと自分で言えない自分」にがっかりする。

でも冷静に考えると、
ここまで自分の気持ちと向き合って、ぐるぐる悩んでる時点で、
たぶん“楽”なんてしたいわけじゃないんだよね。

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退職代行ってどうやって生まれたの?

退職代行というサービスが注目され始めたのは、2018年ごろ。
そのきっかけとなったのが「EXIT(イグジット)」という会社です。

創業者たちも、過去に「辞めたいのに言えなかった」経験を持っていたそうです。
引き止められたり、怒鳴られたり、「お前の代わりがすぐ見つかると思うな」と脅されたり。
退職を“交渉”しないと成立しない会社が、今も現実にあるんでしょうね。

そんな社会のなかで、EXITはこう考えたそうです。

「辞める自由すらまともに持てない人がいるなら、そこを代わってあげよう」
「退職代行は、誰かがズルするための抜け道じゃない。
これは、“まともに辞められない社会”に対する、ささやかな防御だ」

だから最初から、「楽をするため」のものではなかったんですね。

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“甘え”だと感じるのは、まじめな人だから

たとえば「もう無理」と思ってるのに、

「でも、有給消化ちゃんとできるかな」

とか、

「上司にどう伝えたら波風立たないかな」

とか考えてる時点でさ、
あなた、ちゃんと考えてるんだよ。
社会性ある。責任感ある。配慮できてる。

むしろ、無責任な人は悩まないと思う。

でもその“ちゃんとしなきゃ”が、
ある意味、自分を縛ってるってのも事実かもしれないですね。

選択肢は「戦う」か「逃げる」だけじゃない

退職代行を使う=逃げ、だと感じてしまうのは、「我慢=正義」という空気のせいかもしれない。

でも、人には“距離を取る”という第三の選択肢もあるんです。
それは、戦うでも、逃げるでもない。
「守る」ための行動。

退職代行は、あなたに代わって「辞めます」と伝えてくれるだけのツールっていうだけ。
逃げじゃなくて、“冷静な判断”の一つ。

あなたの人生に責任を持てるのは、あなたしかいない

退職代行を使ったあと、会社が何を言うかはわからない。
でも、気にする必要は無いです。
だってその人たちは、あなたの人生を代わりに生きてくれるわけじゃないもん。

責任を取るべきなのは、会社にじゃない。
これからのあなたの人生に、あなた自身が責任を持つことの方が、ずっと大切だ。

退職代行は、たくさんある選択肢の一つ。
そしてときに、それが唯一の“自分を守る手段”になることもありますよ。

「辞めてもいい」って、今すぐ言えなくてもいい

退職代行を使うかどうかは、誰かに背中を押されて決めるものじゃない。
結局、自分で「もういいかな」って思えたときにしか、人って動けない。

だから今すぐ「よし使おう!」って決めなくてもいい。
ただ、“使ってもいいんだよ”っていう選択肢があることだけは、心のどこかに置いておいてほしい。

それだけでも、ちょっと楽になることありますよ。

退職代行は、甘えではない。

退職代行は、甘えではない。
それは、あなたがあなたを守るための選択肢のひとつです。
必要なら、迷わず使っていいと思う。

あなたの人生を、一番大切にできるのは、あなた自身ですよ。

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ゆう
ゆう
ゆうです。会社員であり、母であり、女であるわたしの奮闘記。人生は【今】の連続。じぶんらしく生きるために役立つ情報や学びを発信中。 ストレングスファインダーが大好きな学習欲人間。
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