自分がなに言ってるかわかんなくて、もう嫌だ。
「・・・・で?」
多分私が結構な頻度で人に言わせてしまっていると思う一文字。
周りには優しい人が多いから、実際には言ってくる人はほとんどいないのかも
しれないけど多分、多分感じさせてしまっているはず。。。
そんな私の弱点がこれ。
・仕事を前に進める為に情報収集しているんだけど、最終的にあまり必要ない情報で無駄に時間を費やしてしまったとガックリする
・要点がわかっていないから、人に説明できない
・話が長く、結局何を伝えたいのか自分でもわからなくなる
・せっかくインプットしたのにすぐ忘れる
・すぐ抱え込んで気づいた頃にはお手上げ状態になってる
ホントにさー、いわゆる「ちょっと何言ってるかわかんない人」なんですよ。
もうずっと悩んでる。
改善したくて色んな「伝え方」の本めっちゃ読んだけど、全然変わらない。
そんな私がつい先日、仕事で建物の建替えプロジェクトリーダーを任せてもらうことになりました。
嬉しい反面、ヤバイヨヤバイヨー!!!
社長が言いました。
周りをどんどん巻き込んで進めていってね!!
一番私が下手なやつじゃんそれ。。。
先に述べた弱点をちょっとでも克服しないとまずいんじゃ。。。?
どうする私。。。?
ってことで、そんな私を救うかもしれないっていう本見つけたから、同じように悩んでる人マジで読んでみて欲しい。
紹介しますね。
「地頭力を鍛える~問題解決に活かす「フェルミ推定」〜 著者:細谷 功
地頭力を鍛える
地頭力とは、「結論から」「全体から」「単純に」考える力
地頭力って聞いて、どんなイメージを持ちますか?
よく、東大生とか仕事のできる人を見ると、
「あの人は地頭がいいんだろうなー。天才だわ。私とは生き物が違うんだな。」って思ってました。
この本でいう地頭力というのは、そういう生まれ持った才能みたいなものを指すのではなく、
「考えるために基本となる力」としての三つの思考力とそのベース力と定義しており、この意味における「地頭力」、とくに三つの思考力というのは訓練によって必ずあるレベルまでは到達できると考える。
(地頭力を鍛える より)
とあります。
その3つというのが、
「結論から」「全体から」「単純に」
考える力です。
これらの力がつくことによって私がさっきお伝えした自分の弱点である、
・仕事を前に進める為に情報収集しているんだけど、最終的にあまり必要ない情報で無駄に時間を費やしてしまったとガックリする
・要点がわかっていないから、人に説明できない
・話が長く、結局何を伝えたいのか自分でもわからなくなる
・せっかくインプットしたのにすぐ忘れる
・すぐ抱え込んで気づいた頃にはお手上げ状態になってる
これ、全っっ部解決できるんですよ。
改善すべきは「伝え方」じゃなく、「考え方」です。
フェルミ推定とは?
「結論から」「全体から」「単純に」
この3つの考える力を鍛えるにはフェルミ推定というツールを使います。
フェルミ推定とは、実際に調査することが難しい数量や規模を、最低限の知識と論理的思考力を使って短時間で推定する手法です。
「ほらぁーーー!また難しいこと言ってーーー!!!もう読むのやめる!」
と思ったアナタ。もう少し待ってください。
これ、最初から一気に鍛えようとするとパンクするので、
私が特に重要だと考える「結論から」考えることについてフォーカスしていきます。
プロセスを意識してとにかく答えを出そう!
例えばですけど、いきなりこんな問題を出されたとします。
「今日、お昼ご飯に焼きそばを食べた人は日本で何人?5分で答えなさい。」
ちょっとまじ何言いだすのこの人?
なんかわかんないけどとりあえずググる?
知らんわ。
てか普通に5分とか、無理っしょ!!!
ってなると思うんですよ。
その答えを知った所で何の得にもなりませんしね。。
ただ、この焼きそばの問題みたいに、
時間も情報も限られている中で一旦答えを出して実行しなければいけない時って沢山あると思いませんか?
日常生活でも仕事でも。
・今日の夕飯何にしようか考えて作る
・帰りの電車はどれに乗るのがベストか考えて乗る
・今月の売り上げを達成させるのに今日すべきことは何か考えて実行する
・急遽友達が明日泊まりに来ることになったから用意すべきものは何か考えて買う
1回でも考えたことあるんじゃないでしょうか。
電車の例:
「今は帰宅ラッシュだから座れないだろうな。今日は疲れたから1本遅らせて
座って帰りたいな。5番線は今のところ人が少ないから空いているだろうな。じゃああれに乗ろう。」
というような感じで今持っている自分の中の情報を使って仮説を立てて判断していると思うんですね。
このように答えを出す時って、
「実際にどの電車が空いている可能性が高いのかグーグルで検索してデータを集めてみよう!」
って思わないと思うんです笑
ちょっと焼きそばの問題に戻りましょうか。
私が出した答えのプロセスはこんな感じ。
5分じゃできなかったんですけどね(;’∀’)
でも、これって別にわざわざネットを叩いて出した答えじゃないんですよ。
人数とかは、本当に予想です。
合ってるかもわからないですしね。
今時点で自分がわかっている(知識とかも含む)情報だけで、
どういう考え方をすれば答えが出せるのかって普段から意識して考えて出してみる。
間違っててもいいから。
20点でもいい。
出すんです。答えを。
出せ出せって言ってるけど、とりあえずでも一旦答えを出すことによってどんないいことがあると思いますか?
間違ってることに早い段階で気づくから、取り返しがつかくなる前に
修正がきくんです。
仕事で上司に相談する場合でも、
「あ、それね、考え方がそもそも間違ってる。こういう風にして欲しいんだよね。」
って言われたとする。
「何だよ、もう。。初めに言ってくれよ」
ってなると思うんですよ。
せっかくやったのに!みたいな。
でも、これが早い段階で軌道修正できたらまだ全然やり直しってきくんですよね。
これが、締切日の前日。残業4時間もしてやっと完成させたのにさっきと同じこと言われたらどうですかね?
もうね、絶望しかないです。
「この時間、まじで何だったの。。?」
こんな途方もないあなたの労力の無駄が無くなる。
答えとそれを出すまでのストーリー(プロセス)がちゃんと組まれていると、
仮にそれが間違っていたとしても
・仕事を前に進める為に情報収集しているんだけど、最終的にあまり必要ない情報で無駄に時間を費やしてしまったとガックリする
→本当に必要としている情報を収集できるから無駄が無くなる。
・要点がわかっていないから、人に説明できない
→ポイントがつかめているから、説明できる
・話が長く、結局何を伝えたいのか自分でもわからなくなる
→伝えたいポイントがわかっている
・せっかくインプットしたのにすぐ忘れる
→本当に必要な情報をインプットするから、浸透率が爆上がりする
・すぐ抱え込んで気づいた頃にはお手上げ状態になってる
→何につまづいているのかがわかるから、共有しやすくなる
こうなります。
最初はね、慣れるまでは時間かかります。
吐きそうになる笑
でも、この仮説を立てるのが少しずつ上手になってきたら
絶対に世界が変わって見えるから。
どうでしょうか?
ちょっと練習してみようかなって気になってくれましたか?
地頭力を鍛える を補足するのにおススメな2冊!
まんがでわかる 地頭力を鍛える 著者:細谷 功
ここまで読んでみて、やっぱりよくわからん!!て人は、まずこっちを読んでみるのもおススメです。
先ほど紹介した「地頭力を鍛える」は、ぶっちゃけ結構難しいです。
5回は読んだかな。。。(;’∀’)
ストーリー立ててわかりやすく説明されているのがこちらの本です。
ある家具屋さんに勤めている女性が、営業のエース君にフェルミ推定を教わりながら成長し、一大プロジェクトを成功させるストーリーになっていて、イメージしやすくてすらすら読めます!
「地頭力を鍛える」と交互に読んでみるとより理解が深まるかなと思いました!
仮説思考 著者:内田和成 ☆超おススメ☆
こちらは「地頭力を鍛える」の参考文献のうちの1冊なのですが、
もし「地頭力を鍛える」を何度読んでも理解が進まないっていう場合まずはを読んでみるのがめっちゃおススメです!!
「結論から」考えるための仮説思考力を鍛える為に日常でできることなどがわかりやすく解説されていますし、まずは仮説を立ててみてからという行動してみることの重要さが沢山詰まってます。
そもそも仮説思考とは何なのか?
なぜ仮説思考が必要なのか?
仮説の使い方・立て方・検証の仕方。
仮説思考を高めるにはどうしたらいいのか?
ストレングスファインダーの収集心とか内省が上位にある人はかなり刺さる内容だと思います。
ぐるぐると思考が回りすぎて一向にゴールにたどり着けない!!っていう人にはマジで必見です。
私のバイブルの1冊となりました。
おわりに
この記事は、私のように悩んでいるけど
「私でもできるようになるかも・・・?」と
思ってもらいたくて書きました。
「ちょっと何言ってるかわからない」
って、人に言われるのもそうだし、自分で実感するのもめっちゃ落ち込みますよね。。。
ずっと悩んできたからなんとかしたいなぁと。
ここまで答え出せーだの偉そうに言ってましたけど、
私だってまだまだ練習中です!!
考え方の癖ってやっぱりすぐには変わらないですよ。
でも、練習して少しでも出来るようになったら世界が変わって見えると思うんです。
大げさ?笑
でも是非試してみて欲しい!
それでは私から夏休みっぽいお題です。
「このお盆休みにプールに行った人は日本で何人でしょう?」
ではまた☺